Athlete Voice 〜日本体育大学アーチェリー部〜

プロテインの世界で、味・価格・品質に挑戦し続けるブランド「Verifyst」。

そんな「Verifyst」を愛飲してくれるアスリートにインタビューをおこなうコラム[Athlete Voice]がスタートしました。

今回は日本体育大学 学友会アーチェリー部です。

3年生の斉藤 史弥(さいとう ふみや)選手と杉本 皓(すぎもと ひろ)選手に、競技のことや、プロテインについてのお話をお伺いしました。

斉藤 史弥選手※パリオリンピック出場(右)と杉本 皓選手(左)


ーーアーチェリーを始めたきっかけを教えてください。



斉藤選手:僕が小学校5年生の時に岐阜県の清流の国ジュニアアスリート育成プロジェクトというのがあって、それがきっかけです。そのプロジェクトはヨットやカヌーなどいろいろな競技をやるんですが、ひと通りやった後に、最終的に何をやりたいか聞かれます。そのときに、たまたまアーチェリーと言ったら、県の人が動いてくれて、そこからアーチェリーを競技として行うようになりました。


杉本選手:私は高校生の時に、部活動の体験で、アーチェリーを見つけて、面白そうだなと思ったのがきっかけです。体験に行ったら、アーチェリーを使って風船を割ったりして、すごく楽しかったのではじめました。


ーー大学も続けようと思ったのはなぜですか?



杉本選手:私が高校生の時に、男子・女子揃ってインターハイに出場できました。その時はとても嬉しかったのですが、全国ではあまりよい結果がでませんでした。そのとき、もっと競技を続けたいと思って、大学でもアーチェリー部に入りました。斉藤とは高校も一緒でしたので、彼の存在も日体大に入って続ける理由のひとつです。


ーー斉藤選手は当時から有名でしたか?



杉本選手:はい、斉藤は中学時代から有名でしたので、高校1年生のときも目立っていました。(笑


ーー斉藤選手は小学生からはじめたということですが、すぐにトップ選手になれたのですか?



斉藤選手:いえ、はじめたのは小学6年生からですが、初めて全国大会で優勝できたのは中学3年生のときです。中学1年生のときは、全中でも下からかぞえたほうが早いくらいでした。中学2年生でやっと真ん中くらいの順位まであがり、中学3年生で優勝できたという感じです。中学3年生のときは、予選1位で終わって、トーナメント戦も1位で終わるという完全優勝という形で終わることができました。


ーーこれまでの競技生活で印象に残ってる大会はありますか?



斉藤選手:僕はやっぱりオリンピック(パリオリンピック)という舞台が一番印象に残っています。大学2年生のときに出場しました。たくさんの観客の中で、いろいろな国の方が見ている特別な雰囲気でした。
会場も日本ではありえないような設計で、選手のすぐ近くまで観客がきているというつくりでした。
リアクションも面白くて、10点当たったらとても盛り上がりますし、外した時には「おぉ」とざわつく感じのリアクションでした。日本だと、観客は競技を知っている方が中心なので、10点でもそこまで盛り上がらないですし、外したときもリアクションがほとんどないという感じです。
日本人の観客は少なかったのですが、たまに日本人の方から、日本語で応援されると嬉しくて、アットホームな感じでした。


ーー普段とは違う雰囲気の大会でしたが、どのようなことを心がけていましたか?



斉藤選手:特別心がけていることはなく、とにかく、この大会を楽しもうと考えていました。やっぱり、楽しんだ先に勝利があると僕は思ってるので、まず楽しむことかなと思います。
あと、競技の前に選手紹介があるのですが、そのとき周りをよく見渡して、誰がどこにいるっていうのを把握して、打つようにしていました。


ーーこれまでの競技生活で印象に残ってる大会はありますか?



杉本選手:私が印象に残っている大会はインカレで、特に大学1年生のインカレです。
高校生の時は、団体で出場するという感じだったのですが、大学は、個人戦もあるのですが、個人で戦うのが初めてで、とても緊張しました。
予選のボーダーというのがあって、それを越えたら次の個人戦に進めるんですけど、大学1年生の時はボーダー越えて、その個人戦に進めて、初めて個人で3本打ちで戦うという経験したことがとても心に残っています。


ーー普段のトレーニングについて心がけていることを聞かせてください。

 

斉藤選手:技術的な練習については、単なる練習にならないように、試合に繋がるように意識してやっています。
ウエイトトレーニングは、週2回ほど行っていますが、筋力アップやインナーマッスルを意識して行っています。
行う内容は、試合までの期間を考えて調整します。たとえば、大きな大会が控えている場合は、大会の2週間前くらいから負荷の高い筋トレはやらないというのを決めてます。
メニューについては、日体大ではオリパラ強化選手に選ばれると専属トレーナーがついてくれるので、そのトレーナーの指導のもと行っています。体幹を中心に、全身のトレーニングを週2回行っています。

 

杉本選手:私は、結構運動神経が悪くて、ここの部位を動かしたいけど、うまく動かせなかったりということがあります。コーチから言われたことを意識してもできなかったりするので、動かしたい部位を動かすというのが課題です。筋トレの時は、鏡でフォームを確認しながらやっています。
自分が動かしたい部位を、自分の意志で動かすように意識しています。

 


ーートレーニング前後のルーティンや試合でのルーティンはありますか?

 

斉藤選手:トレーニングの時は、怪我しないように、絶対ウォーミングアップをして、メニューに目を通して、しっかりと今日のメニューを意識してトレーニングに臨みます。終わった後はプロテインを飲んで、ケアをしっかりして、次の日の筋肉痛を少しでも軽くなるように心がけています。
試合のルーティンは、、、いっぱい、ありすぎて。服装も決まっていますし、ほぼすべての動きが決まっています。(笑
僕はだいたい、出発の30分前に起きます。そして、朝食はあまり食べない。
試合会場での飲み物も決まっていて、三ツ矢サイダー、アクエリアス、水、お茶、という4つを必ずもっていきます。
それ以外もいろいろと細かく決まっています。ここでは書ききれないくらい。

 

 


ーー競技中のメンタルについて意識していることはありますか?

 

斉藤選手:僕は、自分を抑えたりするという考えはあまりなくて、気持ちがのっていたら、そのまま行くという感じですね。ただ、焦ってきたら一旦落ち着こうとは思っています。焦らずに気持ちがのってハイになっていけば、絶対に負けないなと思っています。

 


杉本選手:私もメンタルをコントロールするのは苦手なので、その日のメンタルに沿って試合進めていきます。試合でどういうメンタルになったかというのを自分で覚えておいて、今後の引き出しにしてます。

 

ーー普段の食事で意識していることを教えてください。

 

 

斉藤選手:僕は結構好き嫌いがあるので、野菜などはほとんど食べられないのですが、食べられるものをしっかりと食べるということを意識しています。
その上で、プロテインや野菜ジュースなど、補助的に摂取して栄養バランスを整えるように心がけています。

 


杉本選手:高校生までは、母親が食事を作ってくれていたので、バランスのよい食事を出してもらっていました。
大学生になっても、バランスを意識しているのですが、一人暮らしになるとなかなか難しいです。
食事では、ご飯(炭水化物)をしっかりとるようにしていますし、アーチェリーは脂質も必要と聞いたので、特に抑えることなく食べています。あとは、1日1杯、お味噌汁を摂るように心がけています。

 


ーープロテインはどのようなタイミングで飲んでいますか?


斉藤選手:トレーニング後は必ず飲みますし、食事があまり食べられない時にも飲んでいます。
野菜は食べられないですが、プロテインは美味しいのでよく飲んでいます。

 

杉本選手:私も、トレーニング後に飲みますし、時間がなくて朝食を食べられない時などにも飲みます。
とても美味しいので、飲みやすいです。

 


ーー最後にこれからの目標を聞かせてください。

 

 

斉藤選手:僕は今度ある全日本選手権で優勝することです。大学1年生で優勝して、大学2年生のときは優勝ができなかったので、リベンジマッチということで、優勝を目指しています。その後、ナショナルチーム選考会があるので、そこでなるべく上の順に行けるように努力をして、来年4月に日本で開催されるアジア競技大会のメンバーに入ることを今目標にしています。

 


杉本選手:私は、冬にインドアという18mの距離で打つ試合があるので、そこでインカレに出場して、ベスト8までいくことを目指しています。また、来年、シーズンが始まったら、国民スポーツ大会で、岐阜県代表の選手になることが目標です。

 

ーーありがとうございました。これからのご活躍を期待しています。

 2025年9月29日

 

日本体育大学 学友会アーチェリー部
部員44名
創部70年の歴史があり、これまで多くのオリンピアンを輩出。